1859年のこの日、イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin、1809~1882年)の『種の起源』(On the Origin of Species)の初版が刊行された。
https://zatsuneta.com/archives/111244.html
記念日の英語表記は「Evolution Day」。
ダーウィンは自然選択によって、生物は常に環境に適応するように変化し、種が分岐して多様な種が生じると主張した。そしてこの過程を「生存競争」「適者生存」などのフレーズを用いて説明した。『種の起源』は非専門家向けに読みやすく書かれており、幅広い関心を集めた。当時の生物学の根本をなす宗教的信念を否定したために、科学的だけでなく、宗教的・哲学的論争も引き起こした。
ダーウィンは、『種の起源』の中で、「evolution」ではなく、「descent with modification」(変化を伴った由来)という用語を使っている。「進化」という意味で「evolution」を用いたのはイギリスの哲学者ハーバート・スペンサー(Herbert Spencer、1820~1903年)であり、ダーウィンも第6版で用いている。
ダーウィンの貢献以来、中立進化説の確立など進化理論は急速に発展した。中立進化説とは、分子レベルでの遺伝子の変化は大部分が自然淘汰に対して有利でも不利でもなく中立的で、突然変異と遺伝的浮動が進化の主因であるとする説である。しかし、ダーウィンの唱えた自然選択説は適応進化の要因として現在も科学的に認められたモデルである。
おはようございます、モクレンHP制作所担当です。今日は「種の起源」第1版が発売された日です。私は種の起源を読んだことはないのですが、これを機会に読もうかなと思ったのですが結構お高いのですね(^^;)。amazonで2,800円(単行本)くらいと普通の学術書(本体は学術書なんですが)並みなので、ちょっと考えています。224ページあるのも躊躇する理由です。(ブルーバックスで出してほしいところですが)
しかし、種の起源が出されたときは騒動になったでしょうね、なんといっても生物は神が作られたという宗教理念とぶつかったのですから、ダーウィンが火あぶりにならなくてよかったと思います。まぁ、当時はそれなりに科学の知識も進んできていたので大丈夫だったと思うのですが。しかし、「進化」という言葉を用いたのが科学者ではなくて哲学者だったというのも興味深いところですね。科学・宗教・哲学に論争を引き起こしたところが見て取れると思います。
興味のある方は一度読まれてみるといいと思います。当時の思考が分かって良いかもしれません。
それでは本日もよろしくお願いいたします!!!
コメント